バブル崩壊前に1000万円で購入した土地。投資目的だったが見事裏目に。今では年金暮らしの身にはには重荷の存在。それで・・・
昨日、東京都江東区の都営住宅にお邪魔して、千葉の八街の土地を1万円で買ってきました。坪1万円ではなく全部で1万円です。
坪数は110坪あります。ホントかよ?と思うかもしれませんが、これは紛れも無い事実です。
この方は昭和56年に1000万円で購入されたそうです。東京の不動産屋が千葉に設置していた販売所で契約したそうですが、購入して一月もしないうちに、その販売所は跡形もなく消えてしまったようです。
なんだか騙されたのかもしれないと、当時は狐につままれたような気持ちになったとおっしゃってました。
投資目的で買われたそうですが、見事に裏目に出たかっこうです。
ただバブル崩壊までは、千葉の土地は乱開発が激しく進んだので、こんなお客様はゴロゴロいます。
投資目的だけではなく定年したら田舎暮らしをしようと思って千葉の土地を買った人もけっこういらっしゃいます。
しかし実際に定年すると、ほとんどの方はこちらには来ません。車が無ければ移動できない。病院が近くにない。
買い物が不便。さまざまな理由で田舎暮らしを断念します。
そうなると千葉の土地は単なる邪魔者です。
将来、使いもしない土地に固定資産税やら草刈り代を、たとえ年間数万円だとしても年金暮らしの方からすると苦痛です。
この苦痛を逃れようと、多くの方が思いつくのは、”役場に寄付”です。
昨日のお客様も実際に八街市役所に引き取ってくれと電話したそうです。
でも役場はたいてい土地の寄付を受け付けません。
公的に使用できない土地を引き取るのは、単なる税金の無駄使いですから、寄付は拒否されるのです。
そして困ってしまったお客様は、弊社に「オタクで引き取って欲しい」と連絡してきました。
弊社が草刈り管理と売却のお手伝いをしてるので、なんとかしてもらいたいとお願いされました。
「全部で1万円でもいいんですか?」と私。「全然OK。タダでいいのよ」とお客様。
「たしか法人が土地をタダで引き取ると、税法上面倒なことになると思いますので、1万円で買います」こんなやり取りで弊社が引き取ることに決まったのです。お客様の家で、売却に必要な書類のひとつの印鑑証明書をチェックすると、生年月日が昭和ヒトケタ。
高齢であればあるほど、不要な土地は持ってるだけで心の負担になります。
無事、契約が終了すると、お客様は一言。「これでスッキリした」お顔は晴れ晴れと輝いてました。
たった1万円しか払ってないけれど、なんかいいことしたのかなあと思えた午後の昼下がりでした。
遺産分割協議の結果、他の兄弟に押し付けられた千葉の土地を引き取ってきました。
東金市の山の中の土地ですが、所有者が亡くなり相続になりました。そして遺産分割協議の結果、四人兄弟の末っ子がこの土地を相続することに決定。他の兄弟は銀行預金については相続しましたが、千葉の東金の土地にはまったく興味なし。
それで末っ子がやむなく相続。悪く言えば、要らない土地を押し付けられたんですね。その末っ子も川崎にお住まいですから、千葉の土地は活用する予定なし。固定資産税が年間6千円、草刈り代が年2回で16000円ほど。たいした金額ではないと言えばそうですが、使いみちのない土地にお金はかけたくありません。将来的に値上がりが期待できればまだしも、その期待はかなり虚しいものです。それでなんとか処分したいということで日栄不動産にご連絡をいただきました。お話を聞いてみると、持ち出しなく処分できればタダでもいいからなんとか自分の名義を外したいとのこと。早速、現地を見てみると東金の小さな山の中の土地で、近くにゴルフ場がありました。水道は来てなくて、電気も電柱が近くにない状態。排水もありません。設備はオールダメでしたが、周りに家がないの弊社で引き取ることにしました。最近は周囲に家がない土地を希望するお客様もいらっしゃるので、なんとか処分可能では?との目論見の中で引き取り決定です。川崎のお宅までお邪魔して、ご契約させていただきました。末っ子(と言っても、60歳は軽く超えてます)さんは、他の兄弟に押し付けられたとしきりに文句を言ってました、最後は「オタクに引き取ってもらって助かった」と言ってもらえました。千葉の土地に関しては、皮肉なことに兄弟が押し付けあうという形の争続に発展することが多いです。今回はその典型例でした。
年齢80歳間近、売れない土地ならタダでもいいから早く処分したい
横浜のご主人からご相談がありました。「もう千葉の茂原の土地を持ってるのに疲れた。持ってるだけでストレスになる。おたくの会社で引き取ってもらえないか?」そんな内容でした。年齢が80歳近くになって、奥さんと二人暮らし。お子さんはいません。このまま千葉の土地を持ち続けて、もし亡くなったら親戚に迷惑をかけるだけ。だから早めに処分したい。売れない田舎の土地を持った方の典型的なパターンです。バブル前に800万円くらいで購入した土地。貯金しとくよりはマシではないかと気軽に買ってしまったが、今では単なるお荷物。固定資産税と草刈り代で毎年35000円ほど維持費がかかってます。引取り依頼を受けた弊社は、早速現地を確認。土地の大きさは50坪以上あるし、日当たりも悪く無いので、弊社の名義にさせていただくことをご連絡しました。奥様はもう少し売却する方向で粘ってみたいご意向も伺えましたが、肝心のご主人はもう持ってることが重荷でしょうがないので、一刻も早く引き取ってくれとのこと。私もいろんな土地の持ち主とお会いしてますが、やはりこの世代の方は皆さん一様に田舎の土地のような肩の荷物ははやく下ろしたい、身辺整理をしたいとおっしゃいます。体ひとつでこの世に生まれ、最期はできるだけ余計な物を捨て去って、体ひとつに近い状態にしたい本能が人にはあるのでしょうか?などと思ったりもします。
アメリカに行くから茂原の土地を引き取って欲しい
アメリカのロス・アンジェルスに居住している娘夫婦から、「いらない土地は全部処分して、こっちで一緒に住もう」と言われて、アメリカ行きを決めた東京のMさん。
年齢は70代後半。女性です。ご主人は何年か前に亡くなってます。
弊社にご連絡いただき、こういう状況なので千葉の土地を早く処分したいとおっしゃる。事務所からけっこう近くの現場でしたので、すぐに見に行きました。
現況は雑草が人の背丈以上に伸びていて、長年放置されていたことがうかがえます。インフラは水道なし。排水もなし。家の建築には向かないと思いましたが、資材置き場くらいにはなるだろうと思ったので、土地を引き取らさせていただくことを伝えました。
後日、東京のご自宅にお邪魔して契約。「これで千葉の土地が無くなってスッキリした」とおっしゃるMさん。いつも私がお客さんから聞くセリフです。これでいつでもアメリカに行けると喜んでおられました。
北海道の方が持ってる千葉の土地を引き取りさせていただきました
先日、北海道札幌市の方からお電話いただきました。
「自分が持ってる茂原の土地を引き取ってくれないか?」とのこと。
弊社から近かったので、すぐ見に行きました。住宅街の一画で周りが田んぼに囲まれて
けっこういい零囲気です。水道は道路に入っていて、浄化槽の排水も農業用排水路に
流せる。悪くないですね。
早速、お引き取りさせていただく旨をお伝えしました。
そこで土地の所有者様からご質問をいただきました。
「契約の時は、千葉に行かなくても大丈夫?」
たしかに北海道から千葉まで来るのは大変です。
「郵送で手続きさせていただくので、北海道から出る必要ないですよ」と私。
土地の売買の場合、基本的に必要な書類は、権利証・印鑑証明書、実印の三点セットです。
その書類を書留で送ってくれればOKです。
ほとんどタダに近い状態で、土地を手放すわけですから、余計な費用がかかったり、手続きが面倒だと
イヤになっちゃいますよね。
弊社ではなるべくお客様のご負担のないように手続きさせてもらっております。